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月の秘密
地平線近くの月は大きく
真上に見える月は小さく 感じます。
あれ実は、同じ大きさだそうです。
写真を撮って大きさを測ったところ同じだった
という実験結果もでています。
大きく見える原因は、人間の錯視(眼の錯覚)なのです。
理由は・・・
人は大きさを推測するとき、近くにあるものを手がかりとするためです。
地平線の辺りには、ビルや山などたくさんのものがあるので
月が遠くに感じます。一方真上の空は、障害物が一切無く月が近くに感じます。
月の辿る軸は円形なのに、空に距離感なんてないので、
真上の空にある月は手に取れそうに感じますよね。
でも、ビルの距離感はなんとなく測れます。そのビルの向こうに見える
月は遠くに感じます。
遠くにあるものと近くにあるものが、同じ大きさだとすると
人は、遠くにあるものを大きく感じます。
遠くにありそうなものほど、小さく見えるはずだと考える
人間の脳が作り出した幻覚みたいなものです。
この絵を見てください。↓
Bの方が大きく感じませんか?同じ紙の上なのに。。
因みにABは全く同じ大きさです。
私たちが感じる世界って、不思議な世界なのです。
これは認知心理学の分野ですが、
写真にもこの錯視を応用できるのです。
錯視には、これ以外にもいろんな種類があって、
ほっそり見せたり、背を高く見せたり想像以上に
いろんなことが可能です。
↑クリックをよろしくお願いします。
今のところ、学術的に月の錯視の中でも、その種類については
いくつかの説があって正確にはまだ研究中だそうです。