大阪狭山市VR作品解説

私が感じている大阪狭山市の魅力を、
多くの人とシェアできたらという想いから、
万博のローレフォトVRで制作した作品の一部を、
解説しながら発信していきたいと思います。

先日紹介した作品の続きです。

■作品解説

時を越えて、狭山池は地域の人々を支え続けてきました。

狭山池はできてから1400年以上経っています。
言葉で言うのは簡単ですが、
気が遠くなるほどの時間です。

私がここで過ごした時間とは規模が違いますが、
それでも狭山池の四季と、
そこに流れた時間に思いを馳せて、
ギュッと詰め込みました。

この作品は、龍神伝説の二柱の龍の絆をリボンで表現し、
リボンの表は現在、裏側は、過去を表現しています。

もっと横に長く続く作品で、
現在、実物は狭山池に展示されています。

リボン表には現在走っているさやりんバスを走らせました。
この作品に続く作品にもリボンは続いていて、
リボン裏には、過去のさやりんバスが走っています。

池には過去と今を混在させていて、
地域のだんじりが保管されている小屋や、
昔の狭山駅舎、現在の三都神社、
そして、初代取水塔と、現在の取水塔です。
初代取水塔は、そのままを博物館で保管されていて、
現在も見ることができます。

狭山池では、4月の狭山池まつりが有名ですが、
毎年6月初旬に、狭山池土地改良区主催の
「狭山池龍神祭」が開催されます。
毎年この時期に、下流域の水田に一年を通して
豊富な水を供給できるよう祈願する、
地元で大切にされてきた行事です。

龍神社自体は池の中にあるので、
現在は、龍神社の鳥居近くに関係者が集まり
祈願されますが、昔は狭山池龍神祭では、
池の中まで船が出されていたようです。
その当時の様子を、龍神社を管理されている
狭山神社さんからいただきました。

作品左下の船は、当時の龍神祭の時の写真です。

現在の大阪狭山市を撮影し、
大阪狭山市役所や博物館、
取材先の神社さんからご提供いただいた
過去の写真を重ね合わせて、作品を制作しました。

そうした過去の記憶と、
今も続く暮らしの時間を重ねながら、
大阪狭山市に想いを馳せて作った作品の一部です。

■龍神様のモチーフについて
この作品の龍神のモチーフにさせていただいたのは、狭山神社さんの手水の龍神様です。手水にいる龍は水を司る神聖な存在を表しています。

■取水塔
狭山池の取水塔は、1400年の歴史を持つ日本最古のダム式ため池である「狭山池」の水を下流の農地に供給するために設置された施設です。大正・昭和初期の改修で造られた初代取水塔(現在は博物館で展示)の外観を受け継ぐ2代目が、池のシンボルとして遊歩道から親しまれています。

■リス
1994年に開園した「市民ふれあいの里」のリスです。市民ふれあいの里は、大阪狭山市が運営する施設で、リスにエサやりができる、珍しい施設です。リスだけでなく、モルモットもいて、可愛いリス小屋も沢山ありました。バスとリボンは、VRの中で動くように構成していました。

■土地の記憶 龍神伝説
狭山池に住む雌の大蛇と、隣の富田林市の粟ヶ池に住む雄の大蛇が恋に落ち、雌が毎晩通うことで村に被害が出たため、村人は二匹を結婚させて狭山池に迎え入れ、祠を建てて祀った。その後、龍神夫婦は別の地にも祠を望み、夢のお告げをきっかけに新たな祠が建てられた。池の改修工事では祟りが恐れられたため、龍神が住める淵と祠が整えられ、以後は災いも収まった。

■作品から街へ 曼荼羅お散歩マップ
万博当日には、本作《天空の曼荼羅絵図》の
制作過程で私自身が撮影したロケ地を、
作品と地図に重ねてまとめた
「曼荼羅お散歩マップ」を制作し、
QRコードとしてご来場の皆さまに配布しました。
撮影を通してあらためて感じた、
大阪狭山市の風景や時間の重なりを、
実際に歩いて体感していただけたらという想いを込めています。

大阪狭山市のHPからダウンロードできますので、
よかったら大阪狭山市の観光に
お使いいただけたら嬉しいです。
「曼荼羅お散歩マップ」で検索できます。