作品紹介

自然の景色の中にあるモノ。
夏の終わりから冬にかけて出会える植物たち、
それらを糸にして編みこんでみました。

編み物。

昔編んだことのあるマフラーとか、
少しでも早くつくるために、
私は太めの毛糸を選んでました(笑)

1段編んでも細い毛糸なら、たった2ミリほどしか進みません。
気が遠くなります。
きめ細かい作業には忍耐が必要ですが、
植物の世界はミリ以下の単位です。

次の葉っぱをどこにつけるかとか、
次の枝をどの角度でだすかとか、
緻密すぎて、編み物どころじゃない世界です。

そんな植物たちの繊細で緻密な創造性を借りて、
四季を編みこんでみたいと思いました。

人の頭の中にある記憶はさまざまで、
景色といつもオーバーラップしてるんだと思います。

赤ちゃんには、 ものがぼやーっと見えてるらしいです。
赤ちゃんの見る世界が立体的になるまで、1年くらいかかるみたいです。

長く生きてくほど、それまで見てきた景色とか、
重ねた記憶と一緒に、景色を見てるってことなんですよね。

そう考えると、 人が見てる風景は、それぞれに違います。
私は枝が好きなので、
冬のあいだは、色んな種類の木の枝が見れる、
絶好のチャンスだと思って過ごしてます。