ローレフォトVR作品解説|時の大阪狭山市絵図より
私が感じている大阪狭山市の魅力を、
多くの人とシェアできたらという想いから、
万博のローレフォトVRで制作した作品の一部を、
解説しながら発信していきたいと思います。

時を越えて、狭山池は地域の人々を支え続けてきました。
この作品では、大阪府立狭山池博物館で展示されている
東樋(ひがしひ)の一部である樋管(ひかん)をモチーフに、
過去と今を繋ぐ橋のような存在として、
作品の中心に配置しています。
現在の大阪狭山市を撮影し、
大阪狭山市役所や博物館からご提供いただいた
過去の写真を重ね合わせて、作品を制作しました。
江戸時代、狭山池の水は、樋管を通って田んぼへと配られていました。
また、狭山池に流れる川のひとつ、西除川には
ヒメボタルが生息していて、
私も住んでいたころ、西除川のホタル放流会を
何度か見に行ったことがあり、とても幻想的でした。
狭山池には、龍神を丁重に祀ることで、
水と土地の平安が保たれたという伝説も残されています。
そうした過去の記憶と、今も続く暮らしの時間を重ねながら、
大阪狭山市に想いを馳せて作った作品の一部です。
■作品から街へ 曼荼羅お散歩マップ
万博当日には、本作《天空の曼荼羅絵図》の
制作過程で私自身が撮影したロケ地を、
作品と地図に重ねてまとめた
「曼荼羅お散歩マップ」を制作し、
QRコードとしてご来場の皆さまに配布しました。
撮影を通してあらためて感じた、
大阪狭山市の風景や時間の重なりを、
実際に歩いて体感していただけたらという想いを込めています。
大阪狭山市のHPからダウンロードできます
よかったら大阪狭山市の観光に
お使いいただけたら嬉しいです。
「曼荼羅お散歩マップ」
■作品解説 モチーフについて
作品の、真ん中の鳥居は、狭山神社さんの赤い鳥居、左の神社は、三都神社さんです。龍神のモチーフにさせていただいたのは、三都神社さんの手水の龍神様です。手水にいる龍は水を司る神聖な存在を表しています。
■土地の記憶 龍神伝説
狭山池に住む雌の大蛇と、隣の富田林市の粟ヶ池に住む雄の大蛇が恋に落ち、雌が毎晩通うことで村に被害が出たため、村人は二匹を結婚させて狭山池に迎え入れ、祠を建てて祀った。その後、龍神夫婦は別の地にも祠を望み、夢のお告げをきっかけに新たな祠が建てられた。池の改修工事では祟りが恐れられたため、龍神が住める淵と祠が整えられ、以後は災いも収まった。